社団法人 岡山県獣医師会
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学校飼育動物

学校飼育動物サポート事業について

 岡山県には、約750の小学校・幼稚園(以下「校・園」という)があり、その殆どでウサギ、ニワトリ等の動物を飼育しております。その飼育をとおして校・園の児童、園児が命の大切さを育み、子供の心を育てています。
 (社)岡山県獣医師会では、平成13年度以降、これら校・園に会員獣医師(サポート獣医師)を派遣し、飼育されている動物についての適正な飼育・管理を普及支援することを目的とした事業(学校飼育動物サポート事業)を実施しております。
 平成24年度も岡山県教育委員会の協力の下、県下で学校飼育動物を飼育している校・園を対象とした事業を展開しております。

校・園の現場で、サポート獣医師がどのような活動をしているのかな?さあ、のぞいてみませんか!

【今年度の活動】
  うさぎ等が死んだときの合同火葬への助成について
  ・平成29年度学校飼育動物サポート事業実施要領
  平成29年度学校飼育動物サポート事業実施校(園)と担当獣医師一覧表

【研修会の様子】
  ・平成25年度学校飼育動物サポート事業研修会

  ・平成24年度学校飼育動物サポート事業研修会
  ・平成23年度学校飼育動物サポート事業研修会

【その他】

・学校飼育動物の冬の対策(PDF)


学校飼育動物サポート事業:具体的な活動内容

 真庭市立米来幼稚園から送っていただきました

  平成23年度のサポート事業対象幼稚園 ”米来幼稚園(妹尾園長)” から『心臓の音を聞いた』 『生みたての温かい卵をさわった』 『掃除をした』 と、多くの感動、驚き、発見の感想を事務局まで送っていただきました。

飼育環境および飼育状況の確認をします

飼育環境および飼育状況の確認

 サポート対象の小学校や幼稚園を訪問して、実際の飼育環境や飼育状況を確認します。 その上で、問題点があればその理由を説明し、改善できるところはしてもらうようにします。できるだけ具体的に話をして、 できそうなことから始めてもらいます。

子どもたちに直接話をし、動物とふれあいます。

 小学校高学年の場合、飼育委員会の子どもたちを対象に話をすることが多くなります。子どもらの質問に答えたり、実際に飼育舎に行って掃除の仕方や、食餌の内容などを確認し、必要に応じたアドバイスします。また、抱き方を教えたり、ウサギの雌雄鑑別を行うこともあります。
 小学校低学年の場合、生活科の授業の一環として話をすることがほとんどです。ウサギに近寄る時に気をつけること、ウサギのさわり方や抱き方などを説明し、実際にやってみます。また、自分の心臓の音とウサギの心臓の音を聴き比べて、共通しているところと違うところを話し合い、生命の尊さを実感できるような試みをしています。
 幼稚園の場合も、基本的には小学校低学年と同じことをしますが、説明はより簡単に行い、時間も短めにすることが多いです。生きている動物は、ぬいぐるみと違うことを説明し、実際にどういうところが違うのかを確認し、生きていることを感じられるように話を進めます。


ウサギ小屋・ニワトリ小屋の改善例

 

学校の教職員の方を対象に研修を行います。

 小学校、幼稚園の先生方を対象に、飼育されている動物の生態やふれあい方のこつ、飼育舎の掃除の仕方など、必要に応じて話をしています。飼育動物は、担当の先生だけでなく、学校全体で世話をする必要がありますから、こういった研修はとても大切なことだと思われます。

 実際に、今までに行われてきた活動内容を、簡単に書いてみました。もちろんこれら以外にもリクエストがあれば、われわれのできる範囲内で対応していきたいと思っています。学校飼育動物について、わからないことや悩んでいることがあれば、気軽にご相談ください。

学校で飼育されている動物についてよくある質問

1.ウサギ編
Q1:ウサギはどのようにして、オスとメスを見分けるのですか?
A1:外尿道口(おしっこの出るところ)と肛門(ウンチがでるところ)との距離で見分けます。
この距離の長いのがオス、短いのがメスです。オスの場合、外尿道口を尾っぽ側に押すとペニスがでてきます。
Q2:ウサギは土を掘る生き物だと聞きました。飼育小屋の床は土にしたほうがいいのですか?
A2:下を土にするとウサギは長いトンネルを掘って外に逃げ出したり、穴だらけにして隠れて出てこなくなったりします。これでは管理や世話が難しいです。また水で流せた方が掃除しやすく、衛生面でも優れているので床は水はけのよいコンクリートがよいでしょう。
Q3:数か月のうちに二度お産をして、2畳ほどの小屋にウサギが12匹にもなってしまいました。どうすればよいでしょうか?
A3:ウサギは繁殖力が強い生き物で、条件がそろえばあっという間に増えてしまします。その飼育舎では2匹までが適切な飼育頭数と思われるので、子ウサギは新しい飼い主を探して下さい。
生後4カ月になると繁殖できるようになるので、それまでにオスとメスを分けておかなくてはいけません。性別がはっきりわからない場合は、引き取ってもらうまで1匹ずつゲージに入れて飼いましょう。
Q4:ウサギのうんちはどうして丸いのですか?
A4:ウサギに限らず、草食動物のうんちは丸くてぽろぽろしています。これは、うんちの途中で敵に襲われたときに、うんちをしながらでも逃げられるためです。

2.ニワトリ(チャボ)編
Q1:オス鶏の鳴き声がうるさくて困っています。
A1:オスの鶏は日の出前のまだ暗いうちから大きな「時の声」をあげるので、学校の近隣に住む方には迷惑になるでしょう。
一番よいのは夜の間だけ、校舎内に鶏を移すことです。夕方の世話が済んだら、ゲージか段ボールに入れて閉め切る事の出来る場所に運びます。翌日の朝に外に出してあげましょう。、

3.ハムスター編
Q1:初めての冬を迎えるハムスターですが、冬眠するのでしょうか?
A1:ハムスターは冬眠性哺乳類の仲間で、気温(8度以下)や日照時間の短縮などが条件となって低体温状態になります。しかし体のことを考えれば冬眠はさせない方が良いです。体調の悪いものや年をとったハムスターは、冬眠から上手く回復出来ずに亡くなることがあります。
冬になったら冬眠させないようにゲージを段ボール箱で囲い、ヒーター等を使って暖かくして下さい。

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