活動内容
狂犬病予防業務
狂犬病はヒトと動物の共通感染症で、発症すると100%死亡し、アジア・アフリカなど世界中で毎年約6万人が感染し死亡していると言われています。犬の飼育者は「狂犬病予防法」により犬の登録(生後90日以上)及び毎年1回の予防接種が義務化されています。
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マイクロチップ
災害・事故・迷子など万が一の事態が起きたとき、マイクロチップは動物たちの身元証明になります。岡山県獣医師会では、マイクロチップの健診も行っております。
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学校飼育動物サポート事業
未来を担う子ども達の動物愛護精神を育み、心の成長を促進する教育として、小学校・幼稚園・保育園・こども園での動物飼育を支援しています。詳しくはこちら
動物愛護普及啓発事業
県民に動物愛護精神の高揚を図るため、「動物の愛護及び管理に関する法」などの普及・啓発を行っております。詳しくはこちら
動物愛護ボランティア
動物愛護フェスティバル・学校飼育動物サポート事業・殺処分ゼロ運動等の動物愛護事業を行っていくための、ボランティアスタッフを募集しています。詳しくはこちら
SFTSについての注意喚起
2013年に国内で初発例が報告されて以降、全国で被害が拡大している重症熱性血小板減少症候群(SFTS)についての注意喚起を行っております。詳しくはこちら
地域猫活動 支援団体紹介
人と猫の調和の取れたまちづくりを応援するため、県内の支援団体を紹介しています。詳しくはこちら
負傷動物診療措置業務

通常は、発見者が収容場所(岡山市保健所、倉敷市保健所、又はそれ以外の地域は動物愛護センター)に連絡し、対応することになります。ただしこれらの場所から遠く離れていた場合や、夜間・休日の場合に関しては、まずは収容場所に連絡をとった上で、指示された近隣の獣医師会員の協力病院に搬入します。そこで一時的な処置を行い、翌日収容されることになります。
無事に収容が完了すると飼育者を探すことになりますが、その際に動物にマイクロチップが装着されていると、飼育者が特定しやすくなります。
マイクロチップについて
災害時の動物救護活動業務

さらに平成28年の熊本地震を機に、同年には新たに「岡山県災害時公衆衛生活動への協力に関する協定」を締結し、会員獣医師の派遣に対応することとなりました。
岡山県獣医師会では被災時に備え、会員病院の連絡網の整備、動物の治療や健康相談への対応、被災動物の保護などの体制整備を進めています。
一方愛玩動物飼育者の備えとしては、避難所の確認(動物の同伴避難が可能か否か)や装備品の調達とあわせ、被災時に飼育者とはぐれて保護された動物の復帰を容易にするための手段として、マイクロチップの装着・登録も重要であり、(公社)日本獣医師会全体で登録を推進しています。
マイクロチップ協力病院一覧
学術普及向上事業

各職域における獣医技術は日々進歩しており、獣医学術及び技術の向上を図るため、各分野毎に学会を開催しています。
- 産業動物獣医学会
- 獣医公衆衛生学会
- 小動物獣医学会
これらの県の学会発表演題の内、優れた発表は中国地区学会、さらに(公社)日本獣医師会が主催する「獣医学術学会年次大会」で講演することとなりますが、本県からは毎年優秀演題として優れた業績を国内に発しています。
学会などで得られた新しい技術・知見等の会員への普及と技術研鑽を目的とし講習会を開催しています。
- 産業動物講習会(中国地区)
- 獣医公衆衛生講習会(中国地区及び県獣医師会単独)
- 小動物講習会(中国地区及び県獣医師会単独)
平成26年に公益社団法人岡山県医師会と学術協定を締結し、社会的な課題である人獣共通感染症対策や薬剤耐性対策などを共通の課題ととらえ連携して推進する目的で、ワンヘルス講演会を開催しています。ワンヘルスとは、人獣共通感染症は、ヒトと家畜と野生動物の健康は一つという形で考えるべきで、獣医学と医学が連携しないと解決できないという意味から、2004年マンハッタン宣言がなされ、2013年には(公社)日本獣医師会と(公社)日本医師会が学術協定を締結しています。
岡山VMAT(岡山県獣医師会災害派遣動物医療チーム)
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災害時派遣の動物医療チームが結成されるのは全国で8番目、中四国では初の取り組みとなります。

令和5年度 岡山市総合防災訓練にVMATが出動いたしました。
災害等が起こったときにペットの受け入れ体制を速やかに整えることができる「スターターキット」を使用した訓練を行いました。